ランプのような立体作品とパネルのような平面では、また悩むところが違うと思います。
私の場合は、まず曲線を使うかそれとも直線を多く使った幾何学的なデザインにするか悩みます。
曲線は優雅でやわらかく女性的でこの世の自然を感じます。
一方、直線はシャープで力強く男性的でモダンな感じです。
私はステンドグラスを作り始めた頃は立体作品もパネルもすべて直線的なデザインばかりでしたが、最近はすこし曲線を使ったデザインをするようになりました。
曲線を使ったデザインはうまくいくと、とてもいい感じになりますが、ヘタをするととんでもなく「やぼったい」ものになります。
ようするに絵心がないと難しいということでしょうか?
私の場合、絵心がないので直線的になってしまうのかな?などと思ってしまいます。
しかし、ことパネルに関しては直線的なデザインのほうが良いことが多いと思います。
パネルは窓に入れるものですが、その窓ガラスから見る景色が海や山、木々や動植物などのような人工の手が加えられていない自然のもの(これらはすべて輪郭が曲線です)だった場合、パネルのデザインが曲線的だと外の景色の曲線とまざって、お互いのラインの美しさが失われてしまいます。
このような時、パネルのデザインが直線的だと外の景色の曲線とパネルの直線のラインがうまく重なり合って、すっきりとしてイイ感じになります。
やっぱり世の中も女性と男性がいてうまくいくようなもんでしょうか?
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全然かんけーねー!
まあこれは私の感じ方なので一概には言えませんが皆さんはどう思われますか?
最後にフランク・ロイド・ライト先生の言葉です。
「私にとって、窓ガラスに見られる、今流行中のリアリズムの形態ほど不愉快なものはない。それでは窓の外の景色とごちゃまぜになってしまう。窓のパターンはあくまでもしっかり〔定っまた〕ものであるべきだ。」1928年
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