本体内にミラーを三角形に組んでいますが、その三角形が正確にできていないようです。
三角形の先端の角度は360°を割り切れる数になっていなくてはいけません。

上の図では先端の角度が36°なので10角形の映像になりますが、正確に36°になってないと、例えば35°や37°のように1°でもくるっていればきれいな10角形にはなりません。
ここで質問です!
AB=AC=11ミリ で 先端の角度が36°の場合、BCは何ミリでしょう?
みなさん、忘れたでしょう? 三角比ですね。
私もまったく忘れていたので、娘から数学Tの教科書を借りて復習しました。
で、sinθを使って 答えは6.798ミリになりました。
↑
間違ってないと思うけど、あんまり自信ない。
私はここをけっこう 大雑把にしていたんですネ〜。
これからも使うだろうからこんな表も作っちゃいました。
↓
しかし、しかし、どうやって6.798ミリ幅でミラーをカットすればいいんでしょうか??
私は正確にガラスをカットすることには、ちょいと自信があります。
けど、いくらなんでも6.798ミリにはカットできません。
これは正確無比なガラスカットの技術がいりそうなので、何かいい道具がないものかとネットで検索してみました。
意外にあるものですね。
↓

万華鏡:若林 寛:本格的ミラーカッター台
けっこう正確にミラーをカットできそう!!
が、値段が高すぎる…。
税込で 47,250 円もするみたい。
でも、これでも6.798ミリにはカットできないだろうな〜。
しかし欲しい!!
また悩みごとが増えてしまった。
万華鏡作家はどうやってミラーをカットしているんだろう?
ブログランキングに参加してます。
応援してネ!
↓


スポンサーリンク
万華鏡作っております。
ミラーは薄板用のカッターで手切り(?)してます。
ミラー切断のの精度は0.25mmくらいまで狙います。
一応0.1mm単位のノギスを使ってますが
ちょっとした手ブレや
割る時に断面が必ずしも垂直にいかないことから、
私の場合はその辺が限度。
あとは組む時の手加減で分割がきれいに合うように
覗いて確認しながら組みます。
組み方次第でゆがんでしまうし、逆に多少の誤差を吸収できると思います。
そして、不出来なものはボツ。
なかなか満足のいくミラー組みは難しいのですが、
少しでも参考になればと書き込んでみました。
貴重なコメントをありがとうございます。
たいへん参考になりました。
万華鏡制作において具の選定はもちろん重要ですが、ミラーカットもまた非常に重要だと痛感しております。
また、なにかの時にご教授いただけたらうれしく思います。
ありがとうございました。